核酸の基礎知識
1.老化は何故起こる?

あなたには、はっきり自覚できる老化現象がありますか? それとも、まだまだそんなものには縁がない、と元気一杯,若さ一杯働いていますか?

もし、あなたの身体に1ヶ所でも老化現象が(それが肌か、頭髪か、成人病かを問わずに)あるならば、それが他の部分に広がっていくのもそう間違いの無い事でしょう。 また既にいろいろな現象(症状)が一緒に身体のあちらこちらに現われている人もあるでしょう。 多分、あなたはひとつひとつの老化現象にそれぞれ別の原因があると思っているのではないでしょうか?そしてまた、それぞれに別の対処法があると思っているのではないですか?

それは間違いです!!。

あなたの身体に現われる老化現象は表面的にはまったく関係がなさそうですが、根本の部分でひとつにつながっています。その根本の衰えが、いろいろな老化現象となって現われてくるのです。そうです、もうお気づきのように、その根本の部分の活性(若さ)を保っておけば、老化現象は現われてこないのです。その根本を支配しているのが、核酸なのです。身体の老化は核酸の変質から起こるのです。

1953年に今世紀最大の発見といっても良いほどの重大な発見がされました。それはワトソンとクリックという二人の学者が、細胞の中の核酸(DNA)の分子構造を明らかにしたのです。 二人はこの功績で1963年に、論文発表後わずか9年という驚くべき早さでノーベル賞を受賞しています。ノーベル賞が核酸の素晴らしさを実証し、最近の遺伝子工学や遺伝子治療の素晴らしい発展は全てこの発見が基になっているのです。

ひとことでいえば、核酸は私たちの生命の根源物質なのです。核酸は、あらゆる生物の細胞の中にあって、遺伝子の本体として、細胞の分裂、成長、エネルギー生産のいっさいをコントロールし、生命の誕生から老化、死滅までを支配しているのです。

2.DNAの働き

老化現象とDNAの重要な関連は、DNAのはたす役割を説明すれば誰にも容易に理解出来るはずです。

@あなたのDNAは遺伝子情報を正しくコピーしていますか?

すべての生物は、成長過程において細胞を次から次ぎに分裂させて身体をつくります。 身体が完成すると今度は、古くなった細胞を新しいものと交換する作業(新陳代謝です)を続けて行きます。DNAは、細胞分裂するにあたって、自分のコピーDNAを新しい細胞の中につくり、その指示によって新しい細胞も古い細胞とまったく同じ細胞になるのです。 では、コピーエラーが起きたらどうなるのでしょうか?

不完全なDNAを持った細胞は、不幸にしてガン細胞のように目立ったかたちであらわれることもありますが、それよりも漠然とした機能低下として、皮膚や毛髪の老化や肝臓、心臓の衰えという形で現われる事の方がずっと多いのです。

AあなたのDNA・RNAはタンパク質(身体)を正しくつくっていますか?

心臓、血液、皮膚をはじめとして、身体の主成分はタンパク質です。また、生体内でおこるいろいろな化学反応に関与している酵素もタンパク質で出来ています。これらのタンパク質は、すべての遺伝子情報がインプットされているDNAの設計図によって、RNAがアミノ酸を組合わせることによってつくられます。 ところが、そのアミノ酸の組合わせがひとつでも違ったものになると、不完全なタンパク質となって本来の機能が働くなったり、正常な化学反応ができなくなってしまいます。その結果、血液や皮膚、毛髪、内臓、などの細胞が正しくつくられず、ガンや老化現象や成人病の原因となってしまうのです。

3.コピーミスは何故起きるのか?

普通のコピーを例にとって考えて見ましょう。コピーが奇麗に出来ないのは、

  1. 原稿が奇麗でない、つまり元になるDNAが完全ではない
  2. コピー機の中のインクや紙が足りない、つまり細胞の中の核酸原料が充分にない 場合です。

あなたのDNAはいつも汚され傷つけられている。

ガンなどの病気はすべて、遺伝子の「情報ミス」から生まれることがわかってきています。現在、最も恐ろしい病気であるガンも遺伝子の狂いから生じます。最初のがん遺伝子(これが傷つくとガンが発生する遺伝子)は1976年にアメリカのパーマスとビショップによって発見され、ノーベル賞を受賞しています。ガン遺伝子はこのあと次々に発見され現在では150以上も発見されています。また、高血圧や糖尿病などを発症させる遺伝子なども続々と発見されています。細胞が常に正常な細胞を生み出していれば、私たちはほとんど病気にならないのです。では、どのようなものが遺伝子を傷つけるのでしょうか?これには実に沢山の要素があります。 私たちは普通に生きているだけでも、常に遺伝子損傷の危機さらされていると言っても過言ではないのです。

この遺伝子を損傷させる原因のひとつに「ウィルス」があります。「ウィルス」は自分では増殖できないので他の生物の細胞にはいり込んでその細胞のDNAを利用して増殖します。つまり他の生物のDNAを都合の良いように勝手に書き換えて(傷つけて)しまうのです。たとえば肝臓にはいり込めば肝炎が起きますし、エイズをおこすウィルスは免疫細胞にはいり込んで免疫機能を破壊してしまうのです。

ところがこの「ウィルス」よりもさらに遺伝子を損傷させるものがあるのです。なんとそれは「酸素」なのです。
人は酸素なしで生きていく事はできません。私達の身体は、食べ物をエネルギーに変えるために酸素を使っています。ところがこの過程で、酸素は酸化力の非常に強い「活性酸素」を生み出します。

この活性酸素、別名「悪玉酸素」ともよばれ、これこそが遺伝子を傷つける犯人なのです。活性酸素は遺伝子DNAを傷つけるのはもとより、生体内の重要物質にも悪影響を与えます。特に脂質を酸化させ、これが動脈硬化をはじめとする成人病を引き起こす元ともなるのです。また、老化を引き起こすのも活性酸素の影響です。

4.悪玉酸素からDNAを守ってくれるものは?

ふつうに生活しているだけで活性酸素が発生してしまうのですから人間はみんなガンや病気になってしまいそうなものですが、実際にはそう簡単に病気にはなりません。
それは、私達の身体には、これらの活性酸素から自分を守るしくみも備わっているからです。それが抗酸化酵素抗酸化物質です。
抗酸化酵素の中で最も重要な酵素が「スーパーオキサイドディムスターゼ」、略してSODと呼ばれるものです。最近よくマスコミに取り上げられていますので、みなさんも一度は見たり聞いたりしたことがあると思います。SODは私たちの60兆個の細胞すべてに存在しています。「長寿の人ほど体内のSOD量が多い」という事が最近の研究でわかってきて、栄養補助食品としても販売されています。

ところが、活性酸素を解毒するために、SODが万能というわけではありません。活性酸素にはSODでは処理できない強力なものがあるからです。こうしたものからDNAを守るのが抗酸化物質です。

ビタミンE、ベータカロチン、ビタミンCなどがそれです。
こうした物質とは別に、最近注目されているのが核酸
(及びその関連物質の尿酸)です。尿酸は、唾液や胃腸などの消化器官の中に多く存在していて、発ガン性の食べ物を食べても、消化している間にその作用を押さえてしまうのです。

「核酸」関連物質の抗酸化力
アデニン:0.366、グアノシン:0.216、キサンチン:0.204、ヒポキサンチン:0.240、ウラシル:0.243、オロチン酸:0.350、尿酸:0.200、RNA:0.278、ビタミンE0.325

  • 値が小さいほど抗酸化力は大きいので、抗酸化栄養素としておなじみのビタミンE よりも抗酸化力が強いことがおわかりいただけると思います。
5.核酸が傷ついたDNAの修復をします。

健康を保つためには、@悪玉酸素を発生させないようにして、A悪玉酸素からDNAを守ってくれる物質を多くとる、ことが大切ということになります。

しかしこれだけでも完璧ではないのです。

DNAはそれでも傷つきます。活性酸素は強力なのです。夏の紫外線の強い浜辺で4、5時間、日光浴をするだけでも細胞1個あたり約1000万個の遺伝子が傷つくと言われています。しかし、人間の体は素晴らしいもので、傷ついたDNAを修理する能力をもっているのです。DNAが傷ついても、すぐ正常に治してしまえば、我々は病気にならないのです。

DNAの修復機能はつい最近(1994)にそのメカニズムが明らかにされたばかりですが、すでにノーべル賞が確実といわれています。

ところが、この遺伝子(DNA)を修理する力は年と共に衰えていきます。ボケ(痴呆症)などもそのせいで起こるものです。また逆に、年をとってもいつまでも若々しい人は、遺伝子(DNA)の修復能力が高いということになります。では、どうしたら遺伝子の修復能力が高まるのでしょうか?そのカギを握るものが「核酸」なのです。

「核酸」は新陳代謝と遺伝子修復に欠かせない物ですから、これが体内にふんだんにあれば、私達は病気知らずで、いつまでも若々しくいられるということです。

DNA修復の模式図などご連絡を下さればおおくりいたします。

6.核酸を身体にふんだんにいきわたらせる。

「核酸」は肝臓でアミノ酸などから合成する方法(デノボ合成といいます) と、食物からとった「核酸」を各細胞で再利用する方法(サルベージ合成といいます)があります。

従来の栄養学はこのデノボ合成による「核酸」の体内生産に注目して、「核酸」は体内で生産されるのであえて摂取する必要は無い、と位置づけてきました。 ところが、

肝機能は年齢とともに衰えていきます。特に20歳を過ぎると、デノボ合成力は急激に低下して、体内に蓄えられている「核酸」の量が慢性的に不足することになります。

細胞も老化していますから新陳代謝も悪くなり、遺伝子(DNA)の修復能力も弱くなります。一般的にいえば、一日に必要な核酸量は2〜2.5gといわれています。通常の食事から1gの「核酸」が摂取できるといわれていますので、単純にいえばその差を補給してあげればいいわけです。従って、高核酸食の人や若年者は0.5低核酸食の人や高齢者は15程度が補給量の目安になります。

7.核酸はガンの増殖を抑えます。

「核酸」は新陳代謝を活発にします。

それならば、「核酸」を補給することはガン細胞に栄養を与え、ガンを進行させてしまうのではないか――という懸念も生まれてきます。しかし、最近の研究はまったく逆の結果であることを明らかにしております。むしろ「核酸」を補給することでガン細胞を「兵糧攻め」にしてしまい、やせ衰えさせる事が明らかになっています。

「ガン細胞」は「核酸」を栄養にしますが、それは体内生産される(デノボ合成される)核酸が主なのです

私達が必要とする核酸の量は決まっていますから、外からとる(サルベージ合成される)核酸を増やせば、デノボ合成でできる核酸の量は減少します。 ということは「ガン細胞」の栄養分も減り、増殖スピードも鈍るわけです。(若い人のガンの進行が早いのは、デノボ合成がより活発だからです。)

「核酸」を補給することは、毎日数十個の細胞がガン化している私達にとって、本格的なガンの増殖を防ぐ上で大変重要な意味があるのです。一個の「ガン細胞」が早期発見できる1gの大きさまでに成るには少なくとも30回の分裂が必要で、5〜15年かかります。その前の「前ガン状態」の時に「ガン細胞」をやっつけておくことこそ、真の意味でのガン予防といえましょう。

こうした「核酸」の特徴を利用して、最近では抗ガン剤などの副作用軽減のために核酸成分の投与を行なう医療施設もあらわれました。というのは、これも最近では皆様周知のことになってきましたが、抗ガン剤や放射線療法は「ガン細胞」を殺すと同時に正常細胞にも致命的なダメージを与えます。骨髄機能の低下や抜け毛、衰弱、白血球や血小板の減少といった深刻な副作用をもたらします。

しかし、「核酸」を投与すれば「ガン細胞」の増殖は抑えられ、正常細胞のダメージも小さくなりますから、副作用も軽減されるのです。

新陳代謝を活発にし、遺伝子(DNA)を修復する「核酸」は、ガン以外にも様々な病気や症状に効果のあることが研究で明らかにされています。ここでは「核酸」の働きを五つに大別して、どれほど多岐にわたって「核酸」が私達の体に影響を与えているかをお話ししたいと思います。

DNA/RNA 六つの働き

@新陳代謝の促進で、美顔・美肌・毛髪・精力増強

成人してからは増殖しない脳神経細胞などを除いて、ほとんどの細胞は平均120〜200日で入れ替わり(新陳代謝)ます。

ところが場所によってはもっと早いサイクルで新陳代謝がおこなわれています。

皮膚は20日間、精子は3〜10日間で生まれ変わりますし、毛髪は毎日50〜60本が生え変わり、小腸では毎日30gの細胞が新たに生まれ変わります。ということは、「核酸」を補給し始めて最も早く効果が現われるのもこうした場所ということになります。事実、「核酸」を補給した人の間からは「シミやソバカスが目立たなくなり、肌にハリとツヤが戻った」「白髪が少なくなった」「禿げが改善した」「青春が甦った」といった体験談が多く寄せられますが、きわめて当然のことなのです。

A血流を良くし、冷え性・脳血栓・動脈硬化・心筋梗塞などを改善。

これらの病気は血流障害と非常に密接な関係にあります。DNAやRNAの「核酸」を構成する成分のひとつ、アデノシンには強力な抹消血管拡張作用があり、血流を増加させるのです。またアデノシンの働きで胃腸の血流量も増加するので、消化力もアップします。

B抗酸化作用で老化やガン・白内障を防止。

これについてはすでに繰り返しお話していますので、これ以上の説明は不要だとおもいます。活性酸素によって傷ついた遺伝子を修復することで、損傷によって発生する遺伝子情報の狂いを未然に防ぐのが「核酸」なのです。白内障の原因も活性酸素であることが指摘されているため、「核酸」補給は効果的といえます。

C脂質の吸収を遅くしてダイエットに効果。

「核酸」は新陳代謝を促進します。これは体内のエネルギー代謝を促し、必然的にダイエットにつながります。また、これは細胞レベルのことなので、「核酸」をとる以外にダイエットのために何かを行なう必要もないわけです。さらに、Aでも触れたアデノシンには糖の分解を遅らせる働きが、サケの白子エキスを原料とする核酸食品に含まれるプロタミンというタンパク質には脂肪の吸収を遅らせる働きがそれぞれありますので、これらの相乗効果でダイエットに好都合なのです。

Dボケ(老人性痴呆症)を防ぐ。

RNAはDNAと協力してタンパク質を合成していますが、実は脳細胞の働きを活発にする働きをもっているのです。脳細胞は他の細胞と違って、細胞分裂はしません。ですからDNAを必要としないわけですが、その代わりにRNAが能細胞の活性を高めているのです。

「核酸」の持つ抗酸化作用と末梢血管拡張作用は老人性痴呆症の防止に役立ちます。老人性痴呆症にはアルツハイマー型と脳血管性のものがあります。アルツハイマー型は活性酸素による遺伝子情報の狂いによって、リポフィスチンという物質が脳内に蓄積されることが原因とみられています。リポフィスチンが溜まると記憶力が弱まることが研究で確認されています。

「核酸」が傷ついた遺伝子を修復してリポフィスチンの増加を防いでいる、ということは繰り返すまでもないことです。

いっぽう脳血管性の痴呆症は脳の血流が悪くなる文字通り「血の巡りが悪い」状態です。「核酸」成分のアデノシンは抹消血管を拡張して血流を良くしますから、このタイプの痴呆症にも効果的なのです。

E感染症を防ぐ。
世界保健機構(WHO)の年次報告によれば感染症による死亡者は世界中で2000万人に達し、アメリカではがんを抜いて死亡率第2位(1位:心臓病、3位:がん)に達しています。 感染症は抗生物質で治るはずですが、耐性菌の出現と今回のO−157のように菌が死ぬ時に「毒素」をだすために安易に薬を使えない状況になっています。

つまり、感染症から自分と家族を守る最大で最後の武器は、構成物資や化学物質の過剰使用を避け、細菌に強い身体を作る「核酸」栄養学を実践することにあります。

「核酸」は免疫抗体やT細胞の増殖活性を高め、さらに「核酸」補助食品のサケの白子エキスに含まれるプロタミンが免疫力を高めるアルギニンを多量に含むため、感染症予防として効果的なのです。

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