小泉首相 遺伝子の見解



ヒトゲノム解読完了の報告を受ける小泉総理の写真

 平成15年4月14日、小泉総理は総理大臣官邸で、理化学研究所の榊プロジェクトディレクターらの訪問を受け、ヒトゲノム(ヒトの遺伝情報)の解読が完了した旨の報告を受けました。
 ヒトゲノムの解読は、医療や健康分野でさまざまな可能性が期待されているもので、日米欧など6カ国の関係研究機関が参加する「国際ヒトゲノム計画」として、各国の共同作業により解読作業が進められてきました。
 このほどそのすべての解読作業が完了し、国際ヒトゲノム計画に参加した各国の研究機関が世界に向け同時にその成果を公表するのに先立ち、日本における研究の中核を担った研究者らが解読作業の完了を小泉総理に報告したものです。席上、理化学研究所の榊プロジェクトディレクターから小泉総理に、ヒトゲノムの全ての解読結果を収めたCD−ROM24枚組みと記念のパネルが贈られました。


ヒトゲノムとは?

 ヒトゲノムとは人間を形作るために一人一人に設定された情報のことである。
人間などの生物のもつ細胞の中にはそれぞれ
が存在し、その中には細長い二重らせん構造のDNA・染色体がある。その中で”その生物を形作る情報”を特定して「遺伝子」「ゲノム」と呼び、この「遺伝子」の人のもののみを特定して『ヒトゲノム』と定義している。

 このヒトゲノムは体を作るための設計図である。詳しく言うと、たんぱく質造成とそれを組み合わせて体を作ることの指示のための仕事をしている。人間は各臓器ごとに異なる種類のたんぱく質を必要としている。その必要なたんぱく質の種類や配置を判別するための設計図と指示役をヒトゲノムが担っているのである。

 先進国はアメリカを中心に、このヒトゲノムを全て解読して人の遺伝情報を明らかにし、医学などの分野で役立てようと国際計画、『ヒトゲノム計画』を開始した。もちろん日本もこの計画に参加している。
 この計画は、医療の分野で遺伝子治療を推進することをが大きな目的となっている。遺伝子治療とは? 例えば、癌・アルツハイマー・生活習慣病などの、発病の際の因子が遺伝子となる病気、、その因子となる、遺伝子の一部の改善を試みることなどが遺伝子治療の実用例である。
 この遺伝子治療は現在でも行われているが、『ヒトゲノム計画』が成功した暁には遺伝子治療が完全なものになり、現代医学に大きな発展を残すだろう。

 

 遺伝子治療とは、異常を持つ遺伝子と正常な遺伝子を入れ替える治療方法である。これでは、ほとんどの場合にベクターウィルスと言う人体に害のないウィルスを用いる。
 まず、このベクターウィルスに正常な遺伝子を埋め込み、人体に何らかの方法で入り込ませる。次に
異常な遺伝子をベクターウィルスに入っていた正常な遺伝子と置き換え、ベクターウィルスを消滅させる。
 これでもし、正しい効果が起これば、異常な遺伝子が正常な遺伝子に置き換わり、病気が治ると言うものである

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