『小児と核酸』
『赤ちゃんと核酸』

最近、小児の生活習慣病が大きな問題になってきています。原因は食生活にあり、動物性油脂の摂りすぎ、過食、栄養バランスの崩れ、インスタント商品の摂りすぎ、その他多くの課題を抱えています。「核酸」はそういった課題の解決策の一つとして重要な存在になりつつあります。バランスの取れた栄養素と「核酸」食で、子供らしい若々しい細胞をつくる。「核酸」食なら、頼って安心です。

「核酸ってどうして必要なの? 摂らないと何か問題があるの?」
 現在、子育てに追われているお母さんや、これから出産を迎える女性の多くは、核酸とかヌクレオチドという名前を初めて目にするのではないでしょうか。でも中には「そういえば確か、粉ミルクのパッケージに『核酸関連物質配合』とか『ヌクレオチド配合』とか書いてあった気がするけれど……」と思った方もいらっしゃるはずです。

 核酸は生命の基本物質であり、最重要の生体成分といえます。
 
 私たちは食品から摂取するだけではなく、体内で核酸を作り出すことができますが、体内での合成量も肝臓や腎臓の機能低下にともなって低下していきます。これでは、新陳代謝や遺伝子の修復に支障を来すのは歴然です。
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 その核酸(ヌクレオチド)が、乳児用の粉ミルクに配合されはじめたのは、今から10年ほど前のことでした。
 当時、世界各国の栄養学者や小児臨床医の間では、「粉ミルクで育てた赤ちゃんは母乳で育てた赤ちゃんに比べて病気に対する抵抗力が弱い。また、アレルギー疾患の発症率も粉ミルクで育てた赤ちゃんのほうが高い」「記憶力や学習力にも違いがある」といった説が強く指摘されていました。
 そうした経緯から、新たなる粉ミルクの研究開発がスタートし、従来の粉ミルクに含まれていなかった成分の存在が突き止められました。それは、母乳の中にたっぷり凝縮されている核酸(ヌクレオチド)だったのです。
 その事実を知った世界の乳業メーカーは核酸入り粉ミルクの製造・販売を目指して、さまざまな研究を重ね、ようやく1990年代の初頭に欧米から商品化が実現しました。
 その後、1991年には当時の欧州共同体(現EU)から「粉ミルクへの核酸(ヌクレオチド)の配合量についてのEC指針通達」が打ち出され、核酸入り粉ミルクはその後急速に世界の至る国々に普及しはじめたのです。日本では、1995年の6月に発売された粉ミルクに核酸成分が配合されて以来、粉ミルクを扱ういくつかのメーカーの商品にヌクレオチドが添加されるようになりました。
 今、実際に授乳期を迎えているお母さん、出産を目前に控える女性やその家族の方々、そして医療、保育、栄養、メーカーなど育児・健康分野に携わっている方々には“核酸”という栄養素をぜひ理解していただきたいと思います。なぜなら、赤ちゃんは母乳や粉ミルクから摂り入れた核酸(ヌクレオチド)を利用して、健やかに成長し、やがて言葉や手足を自由に操り、次世代を担っていくようになるからです。
 さらに、母乳を与えるお母さんの健康維持にとっても、核酸(ヌクレオチド)が重要な栄養素であることはいうまでもありません。お母さん自身がふだん口にする食品や健康食品から核酸(ヌクレオチド)を十分に摂取し、母乳を通じて赤ちゃんに与えてあげることができれば、粉ミルクに頼る必要性は少なくなるはずです。
 

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